Books 《 渡部の本 》

障害児は「現場」で学ぶ
─自閉症児のケースで考える─

渡部信一  新曜社 1,700円(+税) 2001

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突然、我が子が障害児であることがわかったらどうする?

保育園や幼稚園、あるいは小学校において、子どもたちの中で学ぶ障害を持った子どもたちが増えています。それにともない、そのような障害児を担当している先生から「いったい私は、この子に対して何をしてあげればよいのですか」 と質問されることが多くなってきました。

多くの先生は、特に「障害児」の専門的な教育を受けているわけではありません。確かに、大学や短大の授業でごく基本的なことは学んだかもしれません。また、障害児教育に関する短期間の研修を受講した経験があるかもしれません。で も、そこで学んだことは、「目の前にいる障害を持った子どもたちに対して何をしてあげれば良いのか」ということに答えてくれるとは、到底思えません。困ってしまいます。パニック寸前です。

この本は、そのような保育園や幼稚園の先生、小学校の先生そしてお母さんのために書いてみました。障害児教育に関して特に専門的な訓練も受けたことのない先生方が、目の前にいる障害を持った子どもたちに対して何をしてあげれば良いのか。この本を読み終えた後に、この疑問に対する何らかの答えがきっと見つかるはずです。

「はじめに」より

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