日本の「知」や日本の「学び」という視点から、現在の「近代教育」を基礎とする学校教育を見直してみようとするプロジェクト。検討の基礎に「学び」の認知科学を据え、単なる主義・思想ではなく、あくまでも「科学」 としての探求を行っています。
上:宮城県栗原市「中野神楽」
下:青森県八戸市「法霊神楽」(共同研究者:佐藤克美准教授)
現在の大学教育に対して、日本の「知」や日本の「学び」という視点から見直してみようとするプロジェクト。eラーニングやICT活用教育、アクティブラーニング、ポートフォリオ評価など、近年大流行している教育方法に対しても、日本の「知」や日本の「学び」という視点からの見直すことによって、本来の意味での教育の「質」向上を目指しています
日本の伝統芸能や民俗芸能をデジタル化して保存・継承支援するという作業を通して、数百年にわたって続いている「教える─学ぶ」という関係性の本質を探究しようとしています。例えば、師匠の「(デジタルを 活用して)舞だけでなく神楽の世界すべてを保存・継承したい」という「思い」は、近代教育の「きちんとした知」を「きちんと教える」ことに対するアンチテーゼとして大切な視点だと考えています。(共同研究者:佐藤克美准教授)